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カブトムシ飼育など

カブトムシ、我が家に来たる

幼稚園、年中さんの息子が、今年の夏カブトムシを我が家に連れて来ました。

7月末に行われたサッカークラブの合宿で、オス2匹メス1匹、計3匹獲って来た(虫怖がるので自分では獲れず、先生に獲って貰って来た)のですが、

最初は私も息子もあまり触ることが出来ず、ビクビク。なんかこわい。噛まれそう。飛びそう。メスなんてツノが無いからまるでゴ◯ブリみたい…‼︎とまで思う始末。

それでも息子が飼う初めてのペット、カブトムシちゃん。育てることの楽しさと難しさ、命について知る良いチャンス、と思い、合宿から帰って来たその日にカブトムシ飼育に必要なものを揃えるため、子らと一緒に100均へと赴きました。

100均はとても便利で、カブトムシ飼育のためのグッズがずらり。マット(土のようなもの)、昆虫ゼリー、登り木、餌入れ、防虫シート、保水液、転倒防止用の小枝、そして朽木。

ええっと…取り敢えず、土と餌があれば良いんだよね。あ、でも転倒するの?虫湧くの?保水した方が良いの?ジェルで保湿?…それって必要⁇

下調べが足りず、商品を前に後悔。今ググって調べようか。でも下の子はグズついていて、長居はしたくない…。

ので、一式購入。100均だし…まあまあ快適なおうちを作ってあげたいし…と心に言い訳をしながら帰路に着きました。

(飼育ケースは小さいものしか置いておらず、となりのお店でMサイズのものを購入しました。)

家に帰って見てみると、小さな虫かごの中でじっとしている3匹。動かない。…生きてる?

ちょっと心配になりながら早速買ってきた飼育グッズを開封。飼育ケースに土を半分ほど入れ、霧吹きで湿らせ、木で出来た餌台を設置、そこにゼリーをはめ込む。転倒防止用の小枝をばら撒き、さらに朽木を…

ちょっと待った!

全く入り切らない。保湿液なんて刺す場所も無い。そもそもこんなもの刺したら蓋が閉まらない。

ううん…やはり先走ってしまった…財布と心に罪悪感。

それに説明書きを良く見たら朽木は幼虫飼育に使うようで、今は必要無さそう。……。

 

よし。取り敢えずコレでいこう。入り切らないものたちは袋にしまい、3匹を新しいおうちに移動することに。

しかしここで、最初の困難が。

……一体誰が掴むの……?

息子は「できるよ!」と言いながら意気揚々と手を伸ばし、長いツノをひとつかみ。え、そこって持っていいの?心に湧いた疑念を受け流しながら息子を見守る私。

期待を裏切るように全く微動打にしないカブトムシ♂。その小さい指で尚も引っ張る息子。う〜〜、と唸り始める。

「待って待って、やめとこう、ツノ抜けそう」

思わず止めに入る私。深い溜め息と共に手を離す息子。

ここで作戦タイム。

さてどうやって移動するか。そもそもどこを持つのが正解なのか。我が家の小ぶりな虫図鑑の、カブトムシのページを開く。

ほうほう。身体の横、又は短いツノでも良し、と書いてある。

ふう…覚悟を決めて、やってみるしかない。母なのだから、このくらい!と手を伸ばすも、やっぱりゾッとして手を引っ込める私。

そこで目に留まったのは、コンビニで貰った未使用の割り箸。これなら…もしかしたら…

急遽、割り箸作戦に変更。

おなかの横辺りを箸で掴んでみる。

「あーー………これはだめだね」

手足の踏ん張る力が強い!もげそう!しかも嫌がって逃げている!いじめているみたいで可哀想…!

私は直ぐに割り箸作戦を中止。2度目の作戦タイムへ。

きっとこの虫かごの構造的に、手で掴み引っ張ることは難しい。

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そうだ、逃げながらどうにか飼育ケースに入ってくれないだろうか。

そこで私は先程の割り箸を使い、カブトムシのお尻をチョンチョンとつついてみた。

すると、箸から逃げるようにカブトムシが動き出す!

よしよし、いい子いい子、そのまま飼育ケースの中まで歩いて行ってね~、と思わず声に出しながら、額に汗して何とか3匹の引っ越しに成功。

虫除けシートをケースの大きさに切って被せ、蓋をする。

ケースに入った途端、土の中に潜るメス。

おお、おお、そんなに怖かったのね、ごめんよ…

 

こうして無事、3匹は我が家のペットとして迎え入れられました。

初日からてんやわんやでしたが、今思い返すと可哀想なことをしたな…と無知故の行いを悔いています。

 

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↑初日、バナナも追加投入したところバナナにしか食い付かないカブトムシ雄2匹

 

そもそも何故今(9月)になってカブトムシたちの日記を書こうと思い立ったのか、についてはまた次回。